『よし、ブログを始めよう・・・・』

そう思って、何とかこの『【完全版】ワードプレス初心者のためのインストールから初期設定までの手順書』を見ながらWordPressのインストールと初期設定までは終わらせた富士美。

いざ、ブログを書き始めようと思って勇んでパソコンを開いたけど、

なかなかキーボードが進まない・・・

気がつけば、初めての投稿を書き始めて1週間が経過していた。

そして、今日も富士美がパソコンに向かって、初めての記事を書こうとなにやら考えていると、

急に背後に何かの気配を感じた。。。

 

富士美は夫と子供2人の4人暮らしの36歳主婦。

夫は商社に勤める所謂エリート、日中は勿論会社に行っている。

子供は二人とも幼稚園に行っており、午後のこの時間は家には富士美しかいない。。。

 

富士美はおそるおそる気配を感じた背後を振り返る・・・

しかし、誰もいない・・・

ホッ、として再びパソコンの画面に向かおうと。ノートパソコンに目を移した、

「その瞬間!!」

富士美の目に、どこかで見たことがある、シロクマのぬいぐるみが飛び込んできた。

「あれ??  いつもはベットの上に置いているシロクマのぬいぐるみ。。。」

富士美はシロちゃんと呼んでいた。

シロクマ仙人登場

「なんで、シロちゃんがノートパソコンの中に・・・・、でも、なんかいつもと違う・・・」

 

すると、パソコンの中のシロクマ(シロクマ仙人)は、富士美に話しかけてきた。

「富士美、君はブログで何したい?」

 

富士美はシロクマ仙人のいきなりの問いかけに、アワアワ・おどおどしていると、

「富士美、これから私が君にブログの書き方を教えよう。

富士美、もし、君がブログで何かを成し遂げたいと思っているなら、

これから話す事を忠実に実行してみなさい。」

 

「はぁ〜。(ほんまかいな、めっちゃ怪しいやん。このシロクマ)」

 

「富士美、今、『ほんまかいな、めっちゃ怪しいやん。このシロクマ』って思っただろう。」

 

「ギク。(なんで分かったの?)」

 

「富士美、今、『なんで分かったの?』って思っただろう」

 

「え、あ、、ハイ」

 

「私には分かる。富士美が何故、初めての記事が書けないのか。そして、富士美がどうすればブログを通じて成し遂げたい事を成し遂げていけるのか、全部教えてやろう!」

 

一瞬迷ったが、富士美は答えていた。

「よろしくお願いします。教えて下さい!」と。

 

「よろしい。ではこれから私の言う事をよく聞きなさい。それと『もったい付けずに、さっさと教えろ』と思った事は今回だけは大目に見てやろう」

シロクマ仙人

 

誰が検索しているか知っていますか

シロクマ仙人
では、早速行くぞ、しっかり聞いておきなさい

 

何故、ブログを書きたいかは一旦置いておき、何故読者はブログに辿り着くのかを考えてみよう。

Googleの検索窓に知りたいキーワードを入力して、エンターキーを叩く。

すると、検索窓に入力したキーワードに対して、Googleが評価したWebサイトが表示される。

 

シロクマ仙人
ココまではいつも自分で検索しているから、分かるじゃろ

 

富士美
はい

 

大切なのは、まさに、このキーワード」に対する「答えというところ。

Googleからブログに辿り着くのは、知りたいキーワードに対する答えを知りたいから。

つまり、ブログには「検索キーワード」に対する「答え」を書けば良いという事だ。

 

シロクマ仙人
では、「誰」が「何」を知りたくて、どんな「キーワード」で検索してきたか分かれば、その答えを書くのは簡単じゃないかな?

 

富士美
そりゃそうですよ。
『誰が何を知りたくて』が分かれば、答えなんてお茶の子さいさいです。

それが分からないから困ってるんでしょ?

 

シロクマ仙人
そんな事考えた事もない・・・・か)

それなら、誰の、どんな、質問に対する答えを、書こうと思っているか言ってみろ

 

富士美
・・・・・・

 

ブログを書く時、誰のどんな質問に対する答えを書くのかを*しっかり*決めておくと記事が書きやすい。

夫と子供2人の4人暮らし36歳主婦と、

未婚子供なし一人暮らし36歳ではそもそも悩みが違うと思わないか?

知りたい事、つまり悩みに対する答えは人によって違う

コレを忘れてはいかん。

この「誰」を具体的に分かりやすくイメージしたものを「ペルソナ」と言う。

 

まずは、ペルソナを見てみるのじゃ。

 

名前 中川かおり

年齢 36歳

職業 主婦

家族構成 夫(達彦)36歳、長女(サクラ)6歳、次女(レモン)5歳

世帯年収 800万円

最終学歴 東京大学卒業

住まい 一戸建て

地域 愛知県名古屋市

背景 かおりは大学卒業後、夫と同じ会社に就職。
キャリア志向だったが、夫と社内恋愛の末27歳で結婚。
夫の転勤で夫の実家のある名古屋に引越。かおりには縁もゆかりもない土地。

自宅は夫の両親が建ててくれて、住宅ローンとは無縁の生活を送っている。
夫は週1回東京に出張している。
夫の実家との関係は比較的良好で、実家からの干渉は殆どない。

夫婦仲はここ最近夫の仕事が忙しくすれ違い気味。夜の営みも半年ほどない。
セックスレスというニュースを見ると【ドキッ】とする。
子供は健康に育っているが最近言葉遣いが乱れてきていて気になっている。

幼稚園のママ友とのはあまり付き合いもなく、幼稚園の送り迎えで顔を合わせても挨拶程度で、これといって仲の良いママ友もいない。

子供の成長を見守りながら、自宅でなにか仕事が出来ないかと以前仕事でやっていた雑貨の輸入で起業を考えている。

 

シロクマ仙人
と、こんな感じでこまか〜〜〜〜〜く考えてるのだ。

これ、重要!(テストには出ないけど、結果ですぐ分かるぞい)。

身近で困っている人を思い浮かべると作り易いぞ。

では、紙を用意してペルソナを考えてみるのじゃ

 

30分後

 

富士美
ふ〜〜〜〜、書けました

 

シロクマ仙人
結構、かかったな。
よしよし。
紙を見せてみろ。

 

・・・・・・・・・・・

 

シロクマ仙人
まぁ〜、こんなもんじゃろ。

はじめは難しくても記事を書く時、

必ずペルソナを明確にしてから、記事を書くのじゃよ

 

検索に対する答えを書いていますか

 

シロクマ仙人
では、次に進むぞい

 

ペルソナを明確にしたら、次はペルソナの抱えている悩みを考える。

どんな悩みを抱えているのか。

そして、その悩みを解決する為にどんなキーワードで検索しているのかを考える。

例えば、「子育て」で悩んでいる場合、子育ての何で悩んでいるのかを考える。

子供の躾、子供との接し方、子供の友達関係・・・、子育ての何に悩んでいるのか迄をしっかりと考える。

もし、子育ての何に悩んでいるか考えつかなかったら、Yahoo!知恵袋でも参考にすればいいじゃろ。

 

そして、その問題を解決する為にどんなキーワードで検索するのかを考える。

 

キーワードが考えつかない時は、Google検索の「サジェスト機能」を参考にしてみると良い。

Google検索の「サジェスト機能」とは、Googleの検索窓にキーワードを入れた時に自動的に表示されるキーワードのことじゃ。

ほれ、こんな感じ。

google-suggest

 

シロクマ仙人
くれぐれも「夫」で検索するのでは無いぞ!

 

「子育て」で検索するより「子育て 躾」とか「子育て 勉強」で検索した方が、かおりはより欲しい自分の欲しい情報に近づける。

それは、分かるな?

つまり、かおりが「子育て 躾」で検索した時の答えをブログに書くのだ

だから、誰がどんな悩みを持って、どんなキーワードで検索して、富士美のブログにやってくるのかを考えないと、答え、つまりは記事は書けないというわけじゃ。

 

シロクマ仙人
答えを書く時のポイントじゃが、他のブログと同じじゃダメじゃ。

他のブログよりほんの少しで良い、富士美のオリジナル要素が必要じゃ。

どこのブログと比べても全く同じでは意味がない。

富士美らしさが必要じゃ。

 

富士美
わかったわ。。

 

10分後

 

富士美
かけたーーーー(*^_^*)

 

シロクマ仙人
お、ヤケに早いな!

 

富士美
誰がどんな悩みでやってくるかわかれば、お茶の子さいさいって言ったでしょ。
私って人の相談に乗るの大好きなのよ!

 

そう言って、書いた記事を読むように目配せしてみせた。

 

ドキドキ、ドキドキ

 

初めて書いた記事をシロクマが読んでいる。。。

 

何を言われるか、富士美は一気に緊張した。

 

シロクマ仙人
ま〜、こんなもんじゃろ。

初めてにしては頑張ったのぉ。

 

富士美
えーーーーーーー、それだけ!?

もっと何か無いの?
よく頑張ったとか、お前は天才だとか、お前はブログで成功するとかさー

 

シロクマ仙人
そんなもんは知らん。
そげーなこと、どうでもいいーちゃ。

まだ、お主というやつは、重大なミスを犯しとる。

それはな、富士美の言いたい事しか書いとらんということじゃ!

 

富士美
えーーーーーーー、それじゃダメなの?
自分らしくって言ったじゃん!

 

シロクマ仙人
それでは、富士美。

お主が読者のつもりになって、今、自分が書いた記事を読んでみよ!

 

富士美は、さっきまでも高揚感を鎮めながら、相談者の気持ちになって読んでみた。

 

富士美
あれ?これ押し付けがましくって、支離滅裂。。。

 

シロクマ仙人
わかればええー。

書く時は、検索してやってくる読者の気持ちになって書くことじゃ。

読者目線で書きなさい。

 

次のアクションを魅力的に伝えていますか

 

富士美
ふーーーー。
やっと書き直せました。
シロクマ仙人
どれ。ほーー。。

さっきより良くなっておるぞ。

後は経験を積んでいけばええからな。

しかし、とてつもなく重要な事を忘れておるぞ

 

富士美
何ですか?

 

シロクマ仙人
お主のブログを読んだ読者は、次に何をすればええのかのぉー?
富士美
え、それはもちろん(;゜0゜) 何するんでしょうか?

 

渾身の記事を読んだ熱い心のうちに、あなたが読者に起こして欲しい行動を伝える事で、ブログの記事は完成する。

例えば、「メルマガ読んでね」とか「セミナー参加してね」とか「さらに詳しい小冊子をダウンロードしませんか」とか、何でもいい。

大切な事は、読者に次の行動を迷わせないことだ。

読者に次の行動を提案する事を「行動喚起」、「コール・トゥ・アクション(CTA)」と言う。

 

勿論、ブログの記事に対応したCTAの方が良いに決まっているが、直ぐには決められんかもしれん。

そんな時は、「facebookで友達申請を待っています」「Twitterでフォローしてね」など接点がなくならないようなCTAにすればよかろう。

 

シロクマ仙人
鉄は熱いうちに打て、これを忘れちゃいかんぞい!

 

CTAで次の行動を起こしてもらうために、読者にとって、とてつもなく魅力的な提案をオファーという。

CTAの成否は、このオファーにかかっていると言っても過言では無い。

ベタなオファーとしては、「今だけ無料」とか「全額返金」。

しかし、誰でも無料を喜ぶわけでも無い。

誰でも全額返金を喜ぶわけでも無い事を知っておいて欲しい。

「ただより高いものはない」と思って、貴方にとって最高の読者を逃がすかも知れない。

オファーはとてつもなく重要なのだ。

 

富士美
なるほど、キチンと次に何をして貰うか決めて、
そのために最高のオファーを考えるというわけね!

 

まとめ

call-phone

RRRRRR

 

いきなり、富士美の携帯電話が鳴り響いた。

 

ハッとして画面を見ると子供が通っている幼稚園からだった。

 

「もしもし」

 

「サクラちゃんとレモンちゃんのママですか?」

 

「はい、うちの子がどうかしましたか?」

 

「何を言っているんですか、お迎えの時間はとうに過ぎてますよ」

 

「えーーーーーーー((((;゚Д゚)))))))」

 

なんとお迎え時間を30分も過ぎていた。

 

そして、机の上にはヨダレの跡が。。。

 

富士美は急いで口元を拭き、身支度をして幼稚園に向かった。

 

幼稚園に着くと、二人の子供達は満面の笑顔で富士美を出迎えた。

 

「ごめんねー」

 

子供達に声をかけたが、子供達は母親のお迎えにワイワイ騒ぎ、全く聞いていない様子だった。

そして、幼稚園の先生に挨拶を済ませた富士美は、二人の子供と家路を急いだ。

 

自宅に着いてからは、ご飯の用意、ご飯、テレビ、お風呂と子供につきっきり、ブログの事はすっかり頭から離れていた。

 

子供達が寝静まり、遅い夫の帰宅を待ちながらパソコンの画面を開いてみた。

 

そこには、初めてのブログ記事が完成していた。

 

ブログの最後には、「ブログは継続じゃぞ」というシロクマ仙人からのメッセージが添えられていた。

 

更に下手くそな文字でこんな事がメモが机にあった。

しろくま仙人から

 

おわり

 

編集後記

今回の記事は楽しんでいただけたでしょうか?

初めまして、やまもとけんた@itka24office申します。

この記事は、私が人生ではじめて、私以外のブログに投稿させて頂きました。

富士美の初めてのブログ記事は、うまくかけたかどうか、ブログに反応があったかどうかはわかりません。

しかし、あなたがブログを書いた反応を、あなたは知ることができます。

これから、あなたはブログを通じて何事にも換え難い経験をしていく事になります。

嬉しい事だけではありません。

つらい事もキッとあるでしょう。

そんな時、ブログを書く事に迷ったら、この記事を思い出して頂ければ幸いです

ブログを通じて、世の中に情報を発信し、貴方が幸せになれば、次に貴方の周りの人が幸せになります。

すると、貴方の周りには貴方を中心に幸せな人が集まります。

その幸せの輪は初めは小さいかもしれませんが、水に広がる水紋のように、大きく大きく大きくなって広がっていくお手伝いを、本ブログ主のToroさんはサポートされています。

 

 

シロクマ先生
これは、力作。。
きっと、大変だったんだろうな。。

 

やまもとけんたさん!

この度は、初寄稿ありがとうございました!!

やまもとさんとの繋がりは、ブログスクールでの寄稿企画から、ランダムに私のサイトとなったわけです!

やまもとさんは、IT戦略を主軸とし、企業への合理化・活性化のコンサルティングを行っているようです!

そう、そのITのプロが、Toroのこのキャラちっくなサイトへの、寄稿になってしまったのは、

やまもとさんにとって、「とっても、きついことなのかなと?」と思う反面、

どんな表現をされるんだろうと、興味津々でした!

そしたら、とっても、丁寧にわかり易く書いていただいて光栄です!

しかも、ストーリー仕立てで書いて頂いたので、最初のつかみから、引き込まれました。

また、Toroノマドでお馴染みの「シロクマ先生」⇒ 「シロクマ仙人」バージョンを生み出していただいて、

新たなキャラの登場として、Webライティング系の先生として登場させ、さらに富士美のパワーアップに努めたいと思いました!

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人のサイトに寄稿するって、結構勇気のいることです!

今回の、寄稿する・寄稿されるを体験して、とっても多くの気づきがありました。

書き手が違うと、そこに伝える内容や手法も様々なんだなぁ~と改めて気づきました。

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